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昆布と麺 西陣 喜一 「昆布らぁめん」

昆布らぁめん  1,152円
 
 

 
 
こんにちは!
本日は麺友の莉子さん、たろきちさんと上京区・千本通五辻角にあります昆布と麺 西陣 喜一さんにやって来ました!
こちらは昆布の老舗・五辻さんですが、この春からなんと昆布にスポットを当てたラーメンの提供を始められたそうです。
完全予約制で、今回莉子さんが予約を取って下さり訪問することができました。
一体どんなラーメンなんでしょうか?
駐車場は4台分あります。
期待に胸を膨らませて入店!
なんじゃこのお洒落空間は!
1階の売り場を抜けて2階へ上がると、老舗昆布店とは思えない別世界が広がっていました。
シームレスなモルタルの内装にひときわ目を惹く一枚板のカウンターは、トチノキ製で6mあるそうです。
どぎまぎしながら着席すると、各席にはカトラリーとワイングラスが3つづつセットされていました。
なんだか自分が場違いなすごい雰囲気です。

そう、こちらの喜一さんはただのラーメン屋さんではなく、昆布のプロの解説とともに昆布水のテイスティング、おぼろ昆布削りの実演、らぁめんの実食という構成になっているんですよね〜!

スゲ〜!オラなんだかワクワクしてきたぞ!
まずは使用する昆布の解説から始まります。
利尻昆布・真昆布・羅臼昆布と順に見せていただき、産地のお話や香りの違いなどを説明して下さいました。
後から調べて知ったんですが、なんと5代目社長が直々にカウンターに立っておられたそうですね。
コロナ禍を経て昆布の魅力をもっと広く多くの人に知ってほしいという思いから、この試みを始められたそうです。
次に昆布出汁のテイスティングに移ります。
こちらは水出しの昆布水だそうで、一晩水につけておいただけのものとのことでした。
同じく利尻、真昆布、羅臼の順に注がれていきます。
ほぉ〜!味も香りも全然違う!
利尻昆布は優しくふんわりと香るのに対し、真昆布は旨味がしっかりと出ており、羅臼昆布はさらにワイルドでボディもまろみも強めな印象でした。
昆布が違うだけで全然別物だし、熱を入れなくてもこんなにしっかりと出汁が出るんだな〜と、まさに驚きの連続!
続いておぼろ昆布の削り出しです。
専用の万力のような器具に広げた昆布を固定すると、刃を当ててシャッシャッ!と小気味よい音を立てながら削っていきます。
みるみる昆布が白く、薄くなっていくのが見てとれますね〜おもしれ〜!
ここでなんと削りたてのおぼろ昆布の試食!
削りたてはとにかくふわっふわ!
とても軽いんですけどしっとり感もあり、ほのかな酸味と上品な塩味・甘みは今までに経験したことのない味わいでしたね〜!
ちなみにこうした職人が手で削ったものをおぼろ昆布、機械で削ったものをとろろ昆布と呼称するそうです。
ここまでへぇ〜ボタン押しっぱなし!(古い
いよいよ着!丼!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
じっくりと昆布への造詣を深め、ついにご対麺!
航空写真!
具材はおぼろ昆布、鶏チャーシュー、竹の子、油揚げ、九条ねぎでしょうか!
もうとにかく香りが良い!
早くお出汁!お出汁!
お出汁とんでもなくうめぇ!!
優しいんだけど旨味がギュッと詰まっており、思わずレンゲが止まらなくなる!!
鶏や豚などの動物系は不使用で、昆布はもちろんのこと数種の魚介に加えて椎茸、ドライトマト、ドライフルーツなどを加えた水出しの出汁を使用したスープだそうです。
さらに香味油も不使用で、京豆腐の老舗・とようけ屋さんの揚げを炙ったものをトッピングし、コクを出しているとのこと。
麺はなんとあのらぁ麺とうひち製の自家製麺だそうです!
全粒粉が練り込まれております。
麺リフトぉーーー!!!
コシのあるツルパツ食感の麺はとても風味が良く、昆布出汁のスープとの親和性も高いように思います!
これはラーメンの完成度も百名店レベルと言えますね!!
鶏チャーシューはじっくり低温調理されたもので、すごく薄くスライスされているのが珍しい!
それでいてしっとりして美味しい鶏でしたね!
丸められたおぼろ昆布は湯葉のように薄く、剥がしながら舌で味わうと旨味成分が弾けてたまんない!
出汁に浸すととろろ昆布のようにすぐ溶けるようなこともないんですね〜!おもしれ〜!
竹の子めっちゃ美味しい!
こちらも昆布出汁で炊いてあるそうです。
京風のこれ系のサッと炊いたやつめちゃくちゃ好きなんですよね!
この感覚は京都人でよかったと思いますわ。
いやーもうめちゃくちゃ美味しいです。
永遠に啜っていたい。
最高の食材を各界のプロが本気で料理して高めた一杯なわけで、そら美味いに決まってるんですよね。
いやーほんと来られてよかった。
麺と一緒に提供されるのが、昆布と新生姜の佃煮のせおにぎりと、昆布と椎茸を丸めたまる昆という五辻さんのオリジナル商品だそうです。
佃煮は生姜の風味が美味しい!
ご飯の甘みがすごく引き立てられてるな〜!
まる昆はちっちゃくて可愛い!
小粒でもしっかりした味で、ご飯にも合うだろうし酒のおつまみにも良さそう。
これ買って帰ろっと!
味変用にと配られた追いおぼろ。
おぼろ昆布がこんなに食べられて最高です!
しゅわしゅわとスープが染み込んでいく様がもはや愛おしいですね。
ちなみに白っぽい昆布は中心に近い部分で、色が濃い部分は外側になり、酢が多く染み込んだ部分になります。
麺と一緒に啜るとこれまたうめぇーーー!
ちゅるっシコッとした食感がまた良いですね!
追いおぼろめっちゃいいわこれ!
スープ自体はとてもあっさりしているので、おぼろ昆布の旨味がすごく際立ちますね!
まさに昆布を味わうためのラーメンなんだなぁと実感します。
あぁ〜〜〜お出汁なくなってしまう!
本当に美味しいです。
最初と最後でまた一味変わった印象になっているのも面白いですね。
出汁文化って素晴らしい。
いや〜ホントとんでもなく美味しかったです!
この内容で全てコミコミで1,152円(いいこんぶ)なんですから本当に驚きです!!
ラーメンだけでもこの値段は大変お値打ちだと思いますが、「昆布講座」とも言うべき昆布に関する興味深いお話も聞けて、アトラクション性もありとても楽しかった!
昆布への情熱をひしと感じ、美食好きはもちろんのこと、大切な方のおもてなしとしても非常にオススメです!
県外からのお客さんも多いそうで、見たところ土日は先までほぼ埋まっていますが、平日なら全然余裕ありそうだったので、ご予定合う方は是非!

昆布と麺 喜一(きいち)

食後に会計カードを渡されます。
ワンコンブ制とのことで、1階のお店で昆布商品のお買い物とともにお会計しましょう。
昆布のお話を聞いた後だともう欲しいものがありすぎて、厳選した3コンブをお買い上げ笑
老舗ってことでなんとなく敷居が高いイメージでしたが、お手頃な値段の普段使いしやすい商品もたくさんあったので、この辺も目からウロコな感じでしたね!
また普通に買い物しに来たいと思います。
予約してくれた莉子さんには大感謝です!
ごちそうさまでした!

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おしながき