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昆布と麺 喜一「がごめ昆布つけ麺」

こんにちは!
ヌードラーズシロです!
本日は京都市上京区にあります、昆布と麺 喜一さんに来ています!

おしながき

店舗情報

お店は千本通今出川交差点を北上し、五辻通の角にある老舗昆布店・五辻の昆布の2階にあります。
そうこちらは五辻の昆布さんが、昆布の食文化を広めたい目的でらーめん営業をされてるんですよね。
提供は完全予約制で、予約時間の10分前に店前に集合します。
今日はお馴染み麺友のたろきちさん・リコさんとお邪魔しています。

電車が走っているエリアではないので、交通機関だとバスを利用することになります。
駐車場はお店の南側の角に2台と、さらに2軒南側に2台分有り。
提携コインパーキングのサービス券も1時間分は出ないようなので、車で来られる方はご注意下さい。

昆布と麺 喜一
〒602-8478 京都府京都市上京区西五辻東町74-2 五辻の昆布 本店2階
営業時間:11時・12時・13時の3部入替制(最大10名)
駐車場:4台有り
定休日:不定休
決済方法:クレジットカード、各種電子マネー、QRコード決済可
公式サイト下部予約フォームより要予約

案内に従って2階へ上がると、シームレスなモルタルの内装に一面ガラスの開放的な空間。
6mもあるトチノキ一枚板のカウンターテーブルがひときわ目を惹く、老舗昆布店のイメージを一変させるようなシックな空間が広がっています。

店内の様子

席は全部で10席の各回入替制。
各席にはグラスが3つずつセットされています。
全体の流れとしては、昆布のプロによる昆布に関する様々なお話や実演を経た後、最後に本命のラーメン実食という体験型プログラムになります。

昆布の実演

まずは出汁昆布として扱っておられる、利尻昆布真昆布羅臼昆布の説明からスタート。
羅臼昆布で扇いで風を送ってもらうんですが、もうこの時点で昆布の芳しい香りがすごい!

お次は昆布水のテイスティング
ワイングラスにブレンド昆布だし鰹だしのそれぞれ温められたものが注がれます。
昆布だしはまさに抽出された旨味エキスって感じでストレートに美味しい!
鰹だしはふんわり優しく香る程度で、美味しいんですが昆布に比べるとかなりあっさりした味わい。

最後にその2種をブレンドした合わせだしが提供されるんですが、これがすごく美味しい!
昆布の後だとやや物足りなく感じた鰹だしが、昆布の風味を抑えてかつ、旨味の下支えになっている感じでとてもバランスの良い味わいに変化した気がしましたね!

昆布の旨味成分であるグルタミン酸と、鰹だし由来のイノシン酸をかけ合わせたことによる相乗効果で、しっかり計算された味なんだとか!

次に取り出されたのはおぼろ昆布の専用削り器。
この教室のためのオーダーメイド品だそうです。
目の前で生の昆布から削り出されるおぼろ昆布の実演は、普段お目にかかることのない貴重なものでしたね!

そうしてこちらが削り出された出来立てホヤホヤのおぼろ昆布!
香りが良くフワフワで、市販されているとろろ昆布とはひと味もふた味も違いますね〜!
あとで提供される麺にも使用するということで、控えめにつまみつつ着丼を待ちます。

着!丼!

がごめ昆布つけ麺 1,520円
(実演・体験込み)

さぁお待ちかねの実食タイム!
2023年5月のオープン時から昆布らぁめんの提供をされていましたが、先日よりつけ麺の提供を始められたということで、今回やってきたんですよね!
なおつけ麺は5月から10月末までの提供で、11月からまたらぁ麺の提供が再開されるそうです。

つけ麺とセットの昆布佃煮のミニおむすび
出汁で炊かれたご飯に佃煮がよく合います。
付け合わせの佃煮やまる昆は、1階の店舗でも販売されています。

おぼろ昆布は提供後にセルフトッピング。
昆布水に浸かった麺は、あのらぁ麺とうひち製の自家製麺なんだとか!

とぅるんとぅるんの昆布水の底からはがごめ昆布が顔を覗かせます。
がごめ昆布は、手早く昆布の旨味を食事にプラスすることができる食材だそうです。
「そうめんつゆにひとつまみ入れるだけで劇的に美味しくなる」と前回こちらで聞いて実際に試しましたが、本当にめちゃくちゃ美味しくて、今ではつけつゆには欠かせない一品となりました!

いや想像以上に入ってんな!
がごめ昆布って買うとまぁそれなりの値段するんですが、一杯でこんなに使われているとは、いやはや昆布屋さんの本気を感じます。

おぼろ昆布も一緒に、まぜそばのように全体をぐるぐるーっと混ぜると、粘り気が出てご覧の通り!
ネバネバ好きにはたまらない仕上がりになっております!

いやメチャクチャ美味いがなこれ!
とにかく昆布の旨味がすげぇ!!
ネバネバを纏った麺は全粒粉練り込みの太麺で、冷水でギュッと締められ弾力とコシのある非常に強い麺!
もうこの昆布まぜそばでそのまま完食してしまいそうなほど美味い!

つけ汁は魚介出汁酸味と甘味のバランスが良い醤油を合わせた淡麗系。
ネギが散りばめられた香ばしいスープとなっています。

いやーもう当然美味いでしょうよ!
ニュルっとした口当たりの冷たい麺が、温かい魚介つけ汁をくぐることでさらに麺の旨さが引き立ちます。
これぞ先程の「グルタミン酸×イノシン酸」の相乗効果なんですよね!
3倍の量の麺が欲しいですわ!

つけ汁にはカットされた豚チャーシューが入っていて、これがまた激ウマ!
まるで角煮のように柔らかい煮豚で、魚介スープの中にあって食べごたえを演出する動物系の良いアクセントになっています。

スープの底には出汁ガラが沈んでいて、これを麺に絡めて食べるのも旨し!
内容物全てが出汁って感じで、ほんと余す所がないんだよなぁ〜。

〆は麺の昆布水をつけ汁に投入してスープ割り!
まだ大量のがごめ昆布が残ってて嬉しい。
両方足すとけっこうな水分量ですが、レンゲを口に運ぶのがやめられない!

いやーー美味かった。感動した。
昆布の持つパワーを全身で感じましたね。
昆布らぁ麺のスープもたまりませんでしたが、このつけ麺も最高に美味しかった!
お出汁ってすごいわ。

食後に精算カードが配られ1階レジでお会計。
ワンコンブ制を採用されているので、ショップの昆布商品を1個以上一緒に買い物して帰ります。
1,520円というのはほぼ麺メニューの価格でしょうし、この料金にテイスティングや昆布削りの実演が含まれていると考えると、本当に破格の値段だと思います。
予約というハードルはありますが、ただ有名店に並ぶよりもより多くの経験が得られることは間違いないので、僕は個人的に強くおすすめしたいですね!
ごちそうさまでした!

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